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用水処理とは?

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Content 01目的に合わせた水質に調整する「用水処理」

工場や施設で使われる「水」は、用途によって求められる水質が異なります。水道水や地下水をそのまま使うのではなく、目的に合わせた水質に調整することを「用水処理」と呼びます。

用水処理とは

用水処理とは、水道水・地下水・工業用水などの原水を、用途に応じた水質に整えることを指します。

原水には、鉄分・硬度成分・濁質・微粒子・有機物などが含まれることがあり、水道水を利用する場合には残留塩素への対応が必要になるケースもあります。これらをそのまま使用すると、用途によっては配管トラブル・設備不調・製品品質への影響などにつながるケースもあります。そのため、用途に応じた装置で水質を調整することが、設備の安定運用を支える重要な工程です。

なぜ用水処理が必要なのか

用水処理が必要とされる背景には、主に以下の3つの観点があります。

  • 水質の安定維持:季節や天候で変動する原水の品質を、安定した水質に調整する
  • 衛生・品質基準への対応:用途に応じて求められる衛生基準・品質基準への対応を支える
  • ランニングコストの見直し:地下水活用や設備保護により、使用条件によってはコスト低減が期待できます

用水処理装置でできること

用水処理装置は、原水中の不要な成分を除去し、用途に応じた水質に整える設備です。装置によって、できることが異なります。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

処理項目 主な装置 主な役割
砂・微粒子の除去 サンドセパレーター 揚水時の砂分の除去、後段設備の保護
濁質・濁りの除去 急速ろ過装置 原水の濁質や微粒子の除去
鉄・マンガンの除去 除鉄・除マンガン装置 赤水・黒水の防止
残留塩素・有機物の除去 脱塩素用活性炭装置 塩素・臭気成分の吸着
硬度成分の除去(軟水化) 軟水器(イオン交換樹脂) スケール付着の防止

これらの装置を用途と原水に応じて組み合わせることで、用水処理システムが構成されます。

用水処理装置の使われ方|業種別の役割

用水処理装置は、業種や用途によって求められる役割が異なります。代表的な使われ方をご紹介します。

製造工場(電子・化学・食品・医薬品など)

製品品質に直結する原材料やプロセス用水を作る役割を担います。電子産業では純水・超純水製造に向けた前処理水、食品工場では衛生基準を満たす製造用水や洗浄水、化学工場ではプロセスに応じた水質が求められます。業種・工程ごとに必要な水質が異なるため、前処理から純水製造工程に向けた処理まで、段階的に構成されます。

医療・福祉施設

24時間安定した給水と衛生面の確保が重要です。給湯・洗濯・厨房・滅菌用ボイラーなど、幅広い用途で水質を整える役割を担います。

ホテル・商業施設・大型ビル・データセンター

客室給湯・空調用冷却塔補給水・厨房など、用途ごとに求められる水質が異なります。冷却塔のスケール対策や、設備の安定運用を支える役割を担います。

クリーニング工場

洗浄水や蒸気アイロン用ボイラー水として用いられます。硬度成分による洗剤効率の低下や、ボイラーのスケール対策などに用いられます。

用水処理装置のラインナップ

用途と水質に応じて以下の装置を組み合わせ、最適なシステムをご提案します。

軟水器(イオン交換樹脂)

軟水器(イオン交換樹脂)

カルシウム・マグネシウムなどの硬度成分を除去する装置です。スケール付着を抑え、ボイラーや熱交換器の熱効率維持に貢献します。

用途:ボイラー用水、クーリングタワー冷却用水、クリーニング用水、染色用水、金属部品洗浄用水、食品加工用水、食器洗浄用水、加湿用水

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除鉄・除マンガン装置

除鉄・除マンガン装置

地下水中の鉄分・マンガンを除去する装置です。赤水・黒水の防止や、後段設備への負荷低減に用いられます。

用途:高度ろ過システム前処理、飲料・食品加工用水、クリーニング用水、クーリングタワー冷却用水、ボイラー用水

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サンドセパレーター(除砂サイクロン装置)

サンドセパレーター(除砂サイクロン装置)

地下水に含まれる砂や微粒子を除去する前処理装置です。後段設備や配管の摩耗・閉塞対策、膜処理の前処理として活用されています。

用途:地下水・河川水・工業用水の除砂、井戸水中の砂の除去、冷却水・ボイラー給水の前処理、膜処理(RO・UF)やポンプ保護

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色度除去用・脱塩素用 活性炭ろ過装置

脱塩素用活性炭装置

水道水に含まれる残留塩素や、原水中の有機物などを活性炭で吸着・低減する装置です。RO膜や軟水器の前段に設置することで、後段設備への負荷低減が期待できます。

用途:RO・UF・NF膜の前処理(塩素による膜劣化防止)、ボイラー給水前処理、食品・飲料・医薬・化粧品用水、養殖・水槽用水(生物保護)、工業用プロセス水

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急速ろ過装置

急速ろ過装置

ろ材を多層に重ね、原水中の濁質や微粒子を除去する装置です。前処理工程の中核として、地下水利用システムや膜処理システムに用いられます。

用途:上水道処理(浄水場)、工業用水処理、冷却水処理、膜処理の前処理

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用水処理装置の導入を検討するときのポイント

用水処理装置の検討にあたっては、以下のような観点で整理することで、必要な装置構成が見えやすくなります。

  • 原水の種類と水質:水道水・地下水・工業用水など、原水によって必要な処理が変わります
  • 使用用途と必要な水質:洗浄・製造・給湯・ボイラー給水など、用途別に水質要件を整理します
  • 使用量と運転条件:日量・ピーク流量・運転時間から装置の能力を検討します
  • 既存設備との接続:新規導入か、既存フローへの追加かによって設計が変わります

まずは現状の水質や設備条件を確認しながら装置構成を検討いたしますので、お気軽にご相談ください。

用水処理のご相談はアムコン株式会社まで

水質調査から、用途に応じた装置選定、施工、アフターサポートまでお任せください。

「自社の水質に合う装置を知りたい」「コスト削減や設備保護のために用水処理を検討したい」「既存装置の更新を考えている」など、情報収集やご検討段階でも、お気軽にご相談ください。

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