排水中のCODを吸着除去し、
放流水質を改善
COD除去用 活性炭ろ過装置
工場排水や下水処理水に含まれるCOD(化学的酸素要求量)成分を、活性炭の吸着作用によって除去するCOD除去用活性炭ろ過装置です。生物処理や凝集沈殿などの後段に設置することで、放流水質基準への適合や排水リサイクルに貢献します。
主な用途
- 工場排水のCOD除去・高度処理
- 生物処理・凝集沈殿後の仕上げ処理
- 下水処理場の3次処理(高度処理)
- 排水のリサイクル・再利用処理
- 放流水質基準への適合処理
主な業種・施設
COD除去用活性炭ろ過装置は、排水中の有機物対策が必要な幅広い業種・施設でご利用いただけます。
- 化学・素材・機械
- 食品製造
- 染色・繊維
- 製紙
- 医薬品・化粧品
- 下水処理施設
導入メリット
難分解性有機物の除去による放流水質改善
水質汚濁防止法をはじめとする法規制では、排水中のCOD値に基準が設けられて います。生物処理や凝集沈殿だけでは取り除けない難分解性の有機物や色度成分も、 活性炭の吸着作用により効率的に除去。化学工場・染色工場・製紙工場などの 有機物濃度の高い排水でも、基準値を下回る安定した放流水質を実現します。
期待できる効果
- 法規制への適合
- 地域・環境への配慮
排水のリサイクル・再利用
COD・有機物を高度に除去することで、処理水を工程用水や冷却水などとして再利用しやすくなります。水資源の有効活用と用水コストの削減に貢献します。
期待できる効果
- 環境負荷の低減
- 水使用量の削減
既設排水処理設備の高度化
生物処理・凝集沈殿設備の後段に3次処理(高度処理)と して追加することで、難分解性有機物・色度成分まで除去できます。設備の新設 に比べて低コストで、放流水質をさらに改善できます。
期待できる効果
- 既設設備の有効活用
- 設備更新コストの抑制
特長
安定したろ過性能を長期間維持
装置内部には、特殊な集散水構造のストレーナーを採用しています。活性炭層への通水が均一に行われることで安定した吸着性能を発揮し、逆洗時も活性炭層に堆積した不純物を確実に除去できます。活性炭にかかる負担も抑えられるため、活性炭の破損や劣化、目詰まりが少なく、ロングライフ設計を実現。装置本体には耐久性に優れたステンレスを採用しており、さまざまな原水条件に対応します。
用途に応じた活性炭選定
活性炭には、ヤシガラ系・石炭系など、原料や形状(破砕炭・造粒炭)によってさまざまな種類があります。アムコンでは自社ラボによる水質調査に基づき、お客様の排水水質や除去対象、処理目標に応じて適した活性炭を選定し、効率的な水質改善をサポートします。
限られたスペースにも設置可能
高効率な設計により、設置スペースが限られる現場にも導入しやすい構造です。設置場所や搬入経路の制約に合わせた仕様の調整にも対応します。
既設装置の活性炭交換にも対応
現在お使いの装置の活性炭交換にも対応しています。お客様のご依頼に応じて、現地調査・活性炭選定・交換作業・産廃処理まで一貫対応が可能です。装置の更新が必要な場合は、新規装置のご提案も可能です。
活性炭ろ過装置の仕組み
排水中に含まれるCOD成分(有機物・色度成分・難分解性物質など)は、活性炭表面の細孔に吸着されることで除去されます。アムコンのCOD除去用活性炭ろ過装置では、活性炭を充填した塔内に排水を通水することで、これらの成分を効率的に取り除きます。
活性炭は、排水水質や除去対象、お求めの処理水の水質に応じて選定します。ヤシガラ系・石炭系などのろ材から、用途に適したものをご提案します。
通水を続けると活性炭層に濁質などが堆積するため、定期的な逆洗で取り除きます。手動または自動で逆洗を行った後、再びろ過運転に復帰し、常に一定した処理水を供給します。
運転状況は流量計・圧力計などの計器で監視でき、運転条件に応じた自動運転にも対応します。お客様の処理量に応じた小型〜大型の選定が可能です。また、活性炭は吸着能力に上限があるため、定期的な交換が必要です。アムコンでは活性炭の交換にも対応します。

排水処理を支える関連商品
COD除去用活性炭ろ過装置のほかに、排水処理の各工程で お役立ていただける製品をご用意しています。
- 水処理用薬品(ハイブリッドWシリーズ): 排水処理の過程で生じるトラブルを 解決(バルキング抑制剤・汚泥改質剤・微生物製剤など)
- 汚泥脱水機(ヴァルートデュオ™/ヴァルート™):排水処理過程で発生する汚泥の脱水・減容化
アムコンでは、自社ラボによる排水分析から装置・薬品のご提案、新規装置設置、既設装置撤去・更新工事、ろ材交換のアフターサービスまで、一貫して対応可能です。
まずはお気軽にご相談ください。現状の排水課題、処理量、ご要望、設置場所などの諸条件をお伺いし、お客様に最適な仕様をご提案します。排水分析では、COD濃度や除去対象、求める処理水質を確認したうえで、適した活性炭と装置仕様を判断します。仕様や付帯設備の決定後、製造・搬入・据付を行い、試運転後お引渡しとなります。

